富田林市・太子町・河南町・千早赤阪村による合併協議会(法律で定められている正 式なもの)は、本年7月に設立されて以来、毎月2回の割合で会議が開かれてきまし た。各市町村の首長をはじめ市町村会議員や有識者(大学教授)合計31名で構成さ れております。

会議の模様は一般に公開され、しまだも「なぜ4市町村による合併 か。」「住民の意向は反映されているか。」「河内長野市への影響は。」など非常に 高い関心をもって当初から傍聴に参加しております。 幹事役でもある富田林市の内田市長は、第1回協議会から盛んに「平成15年4月の合 併」にこだわり合併の旗振り役をかって出ております。

河南町も財政難が深刻なこ と、4市町村による合併は規定路線だとの立場で推進派。
一方、千早赤阪村・太子町 は住民感情を考慮し、とりわけ重要案件である「合併期日」は慎重に審議してほしい という意向を持っております。

「歴史や文化・風土が違うことはもちろん合併に対して温度差がある中で、4市町村 がはたしてスムーズに合併できるのか?」という疑問をしまだは抱いておりましたが 案の定、協議会の席では各市町村の主張(エゴ?)がぶつかり、再三怒号が飛び交う など収集がつかない状況が続きました。
また、事務局が「平成15年4月の合併ありき」で進行させたため会議がたびたび紛 糾。

 第5回協議会ではついに太子町議会が、「この協議会はあくまで合併の是非(合併しないことも有り得る)を議論するところ。現在のような平成15年4月の合併あり きで強引に会議を進めるなら協議会脱退も辞さない。」と言う強硬論が噴出するに至 りました。 結局、ここにきて足並みが大きく乱れたことで、富田林市など推進派の主張する来年 4月の合併は白紙撤回されました。(これで合併そのものが振り出しに戻り、将来的 には4市町村に加え河内長野市や大阪狭山市が協議会のメンバーに入る可能性も否定 できない。)

一方、河内長野市は市長が「合併は避けて通れない問題と認識しているが、単なる数 合わせやムードに流せれてはいけない。自主自立の精神で市政運営していく。」と合 併に対しては慎重な姿勢。

 合併すれば道路整備や環境行政など広域的な行政展開が期待される一方、行政サービスの低下を懸念する声もあります。

河内長野市においては、市税収入の減少や国・府からの権限委譲に 伴う事務事業の急増などから、財政状況が悪化の一途をたどってお り、合併を将来の市政運営のための選択肢の一つとして真剣に考え なければならないときが近づいている気がします。

合併問題でなにより一番大事なことは、他市と合併することの必要性やメリット・デ メリットを充分に市民に説明し、街の将来について行政と市民が本音で議論すること だと思います。決して密室で決められることではありません。

 

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