市民3,000人を対象に実施されたアンケート調査では、「河内長野は住みやすい街」 という意見が大半を占める中、不満割合が最も高いとされた市民サービスは「バスな どの公共交通サービス」という結果が出ました。

 モックルバスは、市南部と図書館、市役所を経由して大阪南医療センター(旧国立病 院)を結ぶ路線として、2年半前から運行を始めました。市域の南北を縦断する重要 な交通アクセスとして、お年寄りや身体の不自由な方など交通弱者の移動手段として 広く利用されています。
  またモックルバスは市民の強い要望で実現した「コミュニティバス」(市内ではモッ クルバス以外に日野滝畑コミュニティバス、岩湧線など3路線でコミュニティバスを 運行)のひとつで、市が路線バス事業者(南海バス)に運行を委託しています。

【コミュニティバス3路線】
@モックルバス(一日8往復)
美加の台駅前⇒三日市町駅筋⇒ラブリーホール⇒キックス⇒市役所⇒千代田駅⇒国立 病院

A日野滝畑コミュニティバス(一日10往復) 河内長野駅前⇒高向⇒日野⇒サイクルスポーツセンター⇒滝畑ダム

B岩湧線(一日9往復)河内長野駅前⇒三日市町駅筋⇒加賀田小前⇒神納

コミュニティバス決算状況(平成15年度)
@モックルバス
運行経費:  35,476千円(一人当たり約749円)
運行収入:   8,723千円(  同  約184円)
赤字補てん:▲26,753千円(  同  約565円)

A日野滝畑コミュニティバス
赤字補てん:▲26,446千円

B岩湧線
赤字補てん:▲9,500千円

これらコミュニティバスは、運行収入から運行経費を差し引いて収益が出なかった場 合は、赤字の補てんを市が税金で行なうことが、南海バスとの間で取り決められてい ます。 赤字の原因は、路線バス(南海バス)の収益を圧迫させないということで、路線バス が走らない不採算ルートしか運行出来ないことや、乗客が少なくても大型バスを走ら せていること、路線バス(南海バス)への運行経費(委託料)の負担が大きいことな どが挙げられます。 特にモックルバスについては、「料金が高い、病院までの時間が掛かりすぎる、他の 路線との連絡が悪い」などの指摘もあり、採算性の面も併せて見直しが必要になって いることから、現状では「路線の延伸や新設」は極めて困難であるといわざるを得ま せん。

  一方、既存バス路線(南海バス)は、少子高齢化や自家用車の普及などにより、利用 者が減少傾向です。全国的にも路線廃止が広がりを見せるなか、今後の状況によって は、本市においても、廃止を視野に入れた路線再編もあり得るとの見解が南海バスか ら示されています。

  既存の公共交通サービスは多くの課題を抱え先行きが不透明となっていることから、 抜本的な対策が急務となっています。 しまだは代替策として「福祉バス」の導入を進めるべきと考えます。(福祉バス:高 齢者や障害者だけでなく、市民誰もが安価に利用できることを目的として各自治体が 導入している) 『三重県四日市市では利用者からの運賃(100円均一)と企業の賛助金、市からの補 助金によりNPO法人(特定非営利法人)が運行を行なっており、岡山県船穂町では社 会福祉協議会が、民間の運送会社に運行を委託するなど、様々な「福祉バス」が全国 に広がっています。』

 50人乗りの大型バスではなく28人乗りの小型バスを使用することで経費が安く抑えら れ、運賃を安価に設定できます。また道路幅の狭い地域にも走らせられるなど多くの 利点があり、導入効果が高いと思われます。 コミュニティバス3路線に市が税金で赤字補てんをするよりも、その額で小型バスを 購入すべきと考えます。(バス2台購入可能) 市が購入したバスと既存の市役所バス(28人乗り)を活用して、運行はバス運転手の OBを嘱託職員として雇うか、住民で組織するNPO法人(特定非営利法人)や貸切バ ス・タクシー事業者など、運行経費を削減できる委託先を公募する。 そうすれば、市民要望の多いバス路線の今以上の延伸・新設が可能となり、便数も増 やせるなど、バス交通の充実が図れるものと確信いたします。

 

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