河内長野消防署(所在地:河内長野市本町4-8)は、建築後40年を経過し老朽化が 著しく3階部分がプレハブ造であることなどから、万一大規模災害が発生すれば倒壊 の恐れがあるとされてきました。  平成12年、市は施設の老朽化と消防機能の分散(救急車が保管できない)など消防 署が抱える諸問題解決を目的として、新たな消防・防災拠点の建設を計画。早期実現 に向けて取り組んできました。

  この計画は単に消防庁舎の建設だけでなく、消防・救急車が出動するための道路用 地の買収(大阪府道大野天野線:国道170号線上原町交差点から赤峰市民広場を結ぶ 延長約260m。道路構造はトンネルとし、市道との接続部は橋による立体交差)、消防 隊員訓練用の広大なグランド用地(約3千坪)の買収など、困難な課題を一緒に解決 する必要がありました。
  平成14年、市土地開発公社が消防庁舎用地の買収を済ませました。しかし、訓練用 のグランド用地やトンネル構造を伴う道路買収に対して、土地所有者が難色を示し、 計画は構想から6年を経過しても暗礁に乗り上げたままになっていました。

 この度、市は事態打開のため訓練用のグランド用地の買収を断念。 大阪府道はトンネル構造からオープンカット(開削方式)に設計変更したうえで、消 防庁舎との2点セットで整備するという方針変更をしました。

 計画通り大阪府道大野天野線が開通すれば、緑ヶ丘・小山田地域などから国道170 号線への連絡道路として、また南花台・楠ヶ丘・大矢船など市南部地域から千代田・ 堺方面への近道として、交通アクセスが格段に向上いたします。
 しまだは、計画地付近は障害者や老人の施設、短期大学などが点在し、歩行者が多 いことや、過去に人身事故が発生していることなどから、交通弱者に十分配慮した設 計(段差が少なく歩道幅が十分に確保されているもの)をすること、急勾配や急カー ブがより少ない安全な道路に改善することなどを強く働きかけるとともに、一日も早 い道路開通に向け取り組んでいきます。

 消防庁舎が完成すれば、新しい府道を利用して市内全域を網羅できる救急体制が整 います。また建物の中に訓練機能を持たせ、市内各地で設置が進められている地域防 災の要である「自主防災組織」の研修施設としても利用可能。河内長野の防災力の強 化に大きく寄与できるものと期待されています。

 今後の工事スケジュールは下記の通り。
 <消防庁舎>           <大阪府道>
 平成17年度 基本計画       用地確定
 平成18年度 基本設計・詳細設計  用地買収・道路工事
 平成19年度 建築工事       用地買収・道路工事
 平成20年度 建築工事       用地買収・道路工事
 平成21年度 開庁         開通

 消防庁舎の開庁が4年後に実現する為には、何より府道の買収が最大の課題となりま すが、用地買収の窓口である大阪府では、地権者の協力のもと鋭意取り組む姿勢で す。 市民生活の安心と安全を保障する為にも、用地交渉が速やかに行なわれ、一日も早く 消防防災拠点が整備されるよう強く働きかけます。

 

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